【SFC】ワンダープロジェクトJ Part 8

「回路Jはメガ粒子砲?」の巻

ピーノの戦闘ロボとしての能力が開花します!







http://www.youtube.com/view_play_list?p=547073DEA3D5C66C

雑記 (動画を見てからどうぞ)

今回は第10章(最終章)をお送りしたわけですが,なんというか丸々エンディングみたいな回でしたね。とにかくずーっとピーノの活躍を見守っているだけで,操作はテキストを先に進めるだけ。うーん…

まぁいずれにしても,ついに最終回を迎えたピーノですが,皆さんどうだったでしょうか? 毎度の事ながら,今作もしっかりと感想を述べて終わりたいと思います。

次回からはついに皆さんお待ちかねのあのホラーゲームをお送りします。どうぞお楽しみに!


ワンダープロジェクトJ総評

書き出しからなんですが,動画上でも言った通り,本作は個人的にはあまり好きなタイプのゲームではなかったですね。10点満点では4点と言ったところでしょうか…。世間の評価が高いゲームなだけに,否定的な意見を言うのに若干勇気がいりますが,まぁ僕のブログなんであえてがんばって言いましょう。

まず何が気に入らなかったかっていうと,一番根本的な部分として,「これはゲームではないなぁ」ということなんですよね。開始当初から気にはなっていたんですが,最後までプレイしてみてやっぱりそう思います。僕にとってのゲームとは,ゲームという単語の意味の中でも,「遊び」という意味よりは,試合とか競技とかそういった意味に近いもので,要するに「ソフトメーカーが作った難問にチャレンジ!」っていう感じなんです。その難問にいかに立ち向かうか,自分の知恵と指先の技術をフル稼働して挑む…それが僕にとってのゲームであり,面白味そのものなんです。

そして,その面白味を支えているのは,ゲームのシステムなわけです。だから僕は基本的には「ゲームにとってグラフィックやサウンド,ストーリーはオマケみたいなもんだ」と考えているわけで…。最近のゲームのこれらを礼賛する傾向は,僕自身あまり喜ばしい事じゃないのです。

それじゃぁこのゲームのシステムはと言うと,結局パラメーター調節ゲーなんですよね。別にそれが悪い訳じゃないんですが,そのメインのシステムであるパラメーター調節がとにかく作業。目当てのアイテムをただひたすらにクリックし,反復させるという,RPGのレベル上げより面白味に欠ける作業になっています。さらには,ポインタの操作性の悪さが拍車をかけ,より一層イライラさせられる仕組みです。

僕は結構短気なんで,自分の思考スピードよりもゲームの進行が遅れると非常にイライラします。ゲームが進行しないのは100%プレイヤーの責任で,プレイヤの能力が高ければストレス無くゲームが進行する,これが僕の中の「ゲームの正しいあり方」です。だからこのゲームに限らず,つまらない作業部分が多い,先送りできない強制イベントが多い,操作性が悪いといったテンポを損ねるような要素を持つゲームは高く評価できません。このゲームにはこれらの要素が多分に含まれています,それが評価が低い理由です。

そうそう,ゲームのパッケージにはコミュニケーションアドベンチャーとありますので,「このゲームの本質はパラメーター調節ではなくて,ピーノという人工生命体とのコミュニケーションなんだ!」と主張する人もいるかも知しれません。でもね,僕はこのピーノというギジンに生物らしさ(人間らしさ?)を感じることがほとんどできませんでした。同じ動作を繰り返すと同じだけ上下するパラメーター,パラメーターがチョット動くたびにコロコロと多重人格のように変化する性格,一度記憶すると疑いなく行う反復動作,一方で殴ったらすぐに忘れてしまう不安定な記憶。これらを見る度に,「あぁしょせん生物に似た機械なのだな」と強く思わされました。こんなチンケなAIでは,動物を見たら食いちぎる,人間を見たら剣で切る,そんな教育が簡単にできそうです。高い身体能力を持つだけに,猫を食べたときには少し恐怖を覚えましたし,こんな機械では危なくて人間との共存は不可能だと強く感じさせられました。これも評価を下げる一因でしょう。(蛇足ですが,ティンカーのAIはピーノより遙かに優秀だと思います。これをピーノに使えば良かったのにと思えてしょーがないですね)

さて,随分否定的な話になってしまいましたが,それではこのゲームを高く評価している人は,どこに魅力を感じているのかと言えば,それはおそらく感動的でハートフルなストーリー,SFCとは思えない滑らかで美しいグラフィック,美しく重厚なサウンドといったところでしょう。これらの要素に関しては僕はこのゲームを否定しません。

グラフィックとサウンドに関してはほぼ非の打ち所がないくらい素晴らしいです。ストーリーの展開がチョット唐突で,不自然なところが目につきますが,最後にピーノが命をかけてコルロ島を救うあたり,鉄腕アトム的(ハリウッド的?)お約束とはいえ感動的です。でもまぁそういう意味では,ピーノの復活は蛇足だったと思いますね。貴い自己犠牲で島を救ったと思ったのに,「な~んだ修理すればなおっちゃうんだ」と感じるからです。

まぁでもそれは置いておいて…,ゲームにおいてストーリーやその他演出を重視する方には,操作性の問題はあれど良作と言えると思います。難易度もさほど高くはないですし,クリアするのも慣れれば短時間で出来そうです。結局好みの問題ということなんで,決して駄作ではありません。作り込みも凄く,制作者の熱意が伝わってきます。興味を持たれた方はプレイしてみてはいかがでしょうか?

読み返すと,かなり辛口な評価になってますが,僕に向いていないなぁと言うのが正直な感想ですね。所詮いちプレイヤーの意見であり,世間の評価と一致するものではないと御理解くださいまし。

12 コメント:

りょう さんのコメント...
2010年12月2日 16:19

UPお疲れ様です^^
非常に酷評ですね…でも何となく分ります(^_^;)
長いエンディングですね…
確かにこれはゲームでは無いですね…
よ~たさんの実況を見てしてみたいなぁとか思うのですが・・・
今回はその気持ちが出ませんでした(^_^;)
ストーリーはジーンとする内容で時々笑いや理不尽さを感じるシーンもありましたね(^^)
パラゲーは正直「やった!!イケた!!」という達成感が少ないと自分は思います。
「やっと上がった…これ足らんか…」とかで…
そしてまさかの2週目はww
希望しません(キリッ!!
もっと他の実況動画が見たいからです\(^o^)/
何はともあれ[ワンダープロジェクトJ]
お疲れ様でした~~\(^o^)/

ふーふー さんのコメント...
2010年12月3日 8:02

お疲れさまでした。
10分ぐらい無音だったので、音声トラブルなのか?とヒヤヒヤしてしまいました。

私はこのゲームを結構評価しています。
それはグラフィックとかではなく、“機械人間を教育する”という独創的な内容をゲームとして成り立たせているからです。
操作性・シナリオ・イベント等は確かに荒削りでした。(J2ではある程度改善されています)
特にパラメータのトップ項目で性格が豹変するのは‥‥もっとファジーだと良かったのですが、性格付けを多段階にするのは難しかったのかもしれません。
あと、日高さんの出番が少なかったのが残念ですねw

2周目は‥‥個人的にはダイジェストでも良いのでやって欲しいところですが、編集するにしても、お手間を取らせることを考えれば、他のゲームをひとつでも、って感じがしないでもありません。
玉虫色の意見で申し訳ありません。

jony さんのコメント...
2010年12月3日 18:51

ワンダープロジェクト全8回お疲れ様でした。(^-^)
初めての育てゲーということで、慣れない点もあったかと思いますが。
うーん、お気に召されませんでしたか。
僕は結構楽しめましたよ。まあ、やるのと見るのとは違いますけど。(^_^;)
比較的のほほんとしたストーリーは良かったですね。
ただ、僕も最後のエンディングは納得いきません。
ピーノ君が命をかけて島を救ったと示唆しているにも関わらず、その後すぐに修理で元通り・・・。これじゃあ感動が薄れますよ。

また、次のゲームの実況を楽しみに待っています。
無理せず頑張ってくださいね。(^◇^)

WILL さんのコメント...
2010年12月4日 0:47

動画UP、そして第Ⅱ期の初回作品の終了お疲れさま様でした。
上手く編集していただいたこともあり私は楽しく見ることができました、反復作業は大変そうでしたがこんなゲームも有りなのかなと(^^ゞ
最後の2週目の誘い方は個人的に好きになれませんね~、真のエンディングって何でしょう?、あたかも初回エンディングはエンディングではないとするのはどうかと思いました。このエンディングで感動したプレイヤーが最後の最後にあれを見たらと思うとちょっと・・・。
といわけで私は2週目はあえてプレイして頂かなくても良いと思っております、仮に真のエンディングが見たかったとしてもよーたさんにしていただかなくても良いのかなと(^^ゞ
では次のゲームをゆっくり楽しみにしたいと思います、お疲れ様でした!

よーた さんのコメント...
2010年12月9日 22:27

◆りょうさんへ
 いま思うとちょっと辛口すぎたかなとは思いますね。決して悪いゲームじゃないんですよ。ただいかんせん好みではなかったと言うだけで…
 2週目は(内容が同じなら)それほど時間はかからないとは思いますが,それでも編集等にそれなりの時間はかかってしまうと思うので,みなさんの強い希望がなければやりません。多分…

◆ふーふーさんへ
 編集の都合上なんですが,ちょっと無音部分が長すぎましたね。ごめんなさい。
 J2では操作性を含めてもっと改善がなされているのだと思うと,きっとかなりの良作になっているのでしょう。というか,本作も高く評価されている方の気持ちは理解できます。作りはしっかりしているし,映像・音楽共に素晴らしいし,なによりこれだけ映像的演出にこだわったゲームは今まで無かったと思うからです。
 4点はあくまで個人的な評価。ヒトによっては7~8点付けても全然おかしくないと思います。それだけ印象に残るゲームでした。

◆jonyさんへ
 エンディングはちょっと残念でしたね。ピーノが死んだ後に,人間とギジンの絆が深まり,ジェペット博士が更なるギジン開発で大忙し,そしてみんながピーノのことを忘れないように,街の噴水がピーノの像に作り替えられ…。てな感じが良かったんじゃないかと思います。

◆WILLさんへ
 2週目のエンディング,実はちょっと気になってはいるので,もしかして気が向いたら,単発ネタで公開するかもしれません。まぁお約束はできませんけどね。
 ということで,次回からはついにあのゲームを始めます。180度カラーの異なるゲームなだけに,どうなりますやら…。おたのしみに。

匿名 さんのコメント...
2011年8月27日 22:18

小学生ぐらいの時にプレイしたことがあったので、懐かしくなって動画全部見させて頂きました。
改めて見た率直な感想としては、私もよーたさんと同じように思いました。

しかし、当時プレイしたのを思い出すとひたすらに面白かったという記憶があります。
(その面白かったという記憶があったからこそ、動画を見たというのもあります。)
恐らく世間の評価が高いと言うのは「当時プレイした人」の意見として「評価が高い」という気がします。
例えばですが、初代マリオブラザーズをプレイしてみて、つまらないアクションゲームと切り捨ててしまうようなものなのかなぁと思いました。

そんなにゲームをやってきたわけではありませんが、当時は、
・キャラがしゃべる!
・なんか自由に動けるよ!
・パラメーターが自分の行動によって変化する!
などなど、そういったゲームとしての自由度が広かったのが、なによりも新鮮で楽しく感じたんだなぁと思いました。

動画楽しかったです。お疲れ様でした。

よーた さんのコメント...
2011年9月1日 13:58

◆匿名さんへ
このゲームはある意味ゲーム史に残る名作だと僕も思っています。美麗なグラフィック,斬新なシステム,感動的なストーリー,すべてが高いレベルできちんと融合しているからです。評価が低いのは単純に「好みではない」の1点につきます。当時プレイした方は,これらの新鮮さに衝撃を受けたことでしょうね。ちなみに僕は,初代Mario Brosを何百時間も遊び倒した口なので,あのゲームはいまだに「神」だと思ってます。これからも応援ヨロシク~♪

スミス さんのコメント...
2011年12月31日 16:31

初めまして。
ワンダープロジェクトJ part1~part8まで楽しませて頂きました。

私にとって機械の少年ピーノは思い出深い一作で、ソフトが使用できなくなった今でも
捨てられずに持っているくらいです (笑)
久しぶりにピーノに会いたくて動画を探していてよーたさんのサイトを見つけました。
確かにゲーム内容は、合う合わないが分かれるゲームですね。
私は地味にレベル上げをしたりするのが好きなのでばっちり合っていましたね。
育っていくピーノが可愛くて仕方ないです。手のかかる子ほど可愛いっていうのが分かります。
よーたさんが途中腹がたって口が悪くなったとおっしゃっていましたが、
そうなりますよ。
こんなにピーノが好きな私も同じようになってましたから。

久しぶりにピーノを見れて本当に嬉しいです。
本当にありがとうございました!

次は、カエルの為に鐘は鳴るの動画を見させていただきます。
このゲームも私にとって思い出深い一作。楽しみ!!

これからも楽しみにしています。

よーた さんのコメント...
2012年1月4日 13:16

◆スミスさんへ
はじめまして.本作はあまり高評価をつけませんでしたが,それでも思い出に残る作品でした.プレイし終わりかなり経ちますが,それでもいくつものイベントを克明に覚えているので,やはり名作なのだろうと思います.「カエル~」も着実に公開していきますので,またコメントいただけたら幸いです.

匿名 さんのコメント...
2012年4月21日 13:14

まだまだやって欲しいです

匿名 さんのコメント...
2013年10月7日 1:41

ずいぶん昔の動画ですが、コメントさせていただきます!私はこのゲームが大好きで久しぶりに見たくてきました!私がこのゲームをしていたときは500円で売られてました(笑)
よ~たさん、コメント聞いてる限りでは、意外とパパでしたよ(笑)
評価はともあれ、私はこのゲームをプレイして頂けたことに感謝感激です(о´∀`о)ノ
他のゲームも見せていただきます!

匿名 さんのコメント...
2015年3月3日 5:39

懐かしいゲームを調べていて、そこからよ~たさんの動画を初めてみさせて頂きました(^^)
兄の影響で幼稚園くらいの時に訳もわからずに、このゲームをやっていたんですが、懐かしすぎてなんとも言えない気分になりました。
ただ淡々と動画って訳でなく、実況が面白くて、一緒にやってる感じになりました♪時々の素の関西弁が好きです!
これからも頑張ってください(^^)

Leave a Comment

Back to Home Back to Top 古典ゲームの杜. Theme ligneous by pure-essence.net. Bloggerized by Chica Blogger.
This template is brought to you by : allblogtools.com | Blogger Templates